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2025年 01月 23日

他力本願的なリスク


 経営者として30年やってきた中で、自分の源流的な考え方について数回に分けてご紹介していきたいと思います。第一回目は「他力本願的なリスク」です。


 最近、子供の頃を思い出すことがあります。といっても、苦いことばかりなのですが。


 私の家族は、田舎でお店や惣菜工場を営んでいたのですが、経営が立ち行かなくなりました。まあ、原因は色々あるのですが、一言で言えばマネジメント能力の欠如だっと、私は思ってます。


 というのも、私は30年以上経営者やってますが、自分なりに『失敗の原因』については分析し、反面教師として活かしてきました。


 そんな両親からよく聞いた言葉が「◯◯日になれば◯◯さんが助けてくれるから大丈夫」。事業がピンチになる度に、いつも言っていたことを思い出します。


 当時、中高生だった私は、そんな言葉を聞いてどう思っていたか・・・・。「そうか、◯◯さんが助けてくれるから大丈夫なんだ」です。そこに一遍の曇りはありませんでした。


 でも、そんなはずはありません。世間の常識から考えれば、ウチのために他人が助けてくれる理由なんてありません。逆に、どうにかしてむしり取ってやろうと思う人もいるかと。


 まあ、人がいいと言えばそれまでなのですが、ビジネス社会という枠に限れば単なるアホです。そんなシーンは一度や2度ではありません。私の記憶が正しければ、危機の度に言ってました。


 苦しいので、半分は半信半疑でも、もう半分はそこに縋りたかったのかも知れませんが、私は今の会社では、そういう他力本願的なセーフティネットは「やめよう」と「あり得ないし」と決めてやってきました。


 先日、ある経営者と近況について話をする機会がありました。その人は多分、事業的に厳しいのでしょう。いつか聞いたような他力本願的な言葉を連発するのです。それを聞いて、久しぶりに背筋が寒くなり、私の体験談をお話ししたのでした。


 うちの親もそうだったのですが、苦しい時には、そこから逃げるかのように無意識に他力本願的な言葉が出てくるのだと思います。


 まさに『言葉は行いを規定する』ということではないでしょうか。



# by hironori-amano | 2025-01-23 15:11 | MCA
2024年 12月 08日

心の違和感

 数年前の話になるのですが、定期的に会食する友人の経営者から「ずっと気になっていたんですよ。もしその人との関係を継続するなら苦言させてもらおうかと」。


 経営者という仕事をやっていると、色々な人と出会います。でも、そう言いながらも私は頻度は少ない方だと思うのですが。


 個人情報の関係で開示することは控えますが、別の経営者からその人を紹介してもらい、色々と仕事でお世話になってました。それなりに助けられた面はあるのですが、ずっと2つの点で引っかかっていました。


 それは、「向き合い方」と「観てる景色の違い」です。その人は知り合った頃は、私への向き合い方もしっかりしていたと思うのですが、ある時から違和感を覚えるようになりました。


 また、観ている景色は、同じゴールを設定しているかということです。将来の話なので、実際にそこに行けるかなんて誰にも分かりません。あくまで現在位置から見た時の『可能性』としての景色という意味です。


 先の友人からは、この2つズレているのなら「やめな」という訳です。それなりのリターンを得るために、私に合わせているだけなのではと。彼曰く、「その人に、そんな覚悟はないよ」と。


 私も全く同意見だったので、その友人と価値観が同じで良かったと思ったのでした。


 自分には何のメリットもないのに、私が嫌がることを言ってくれる友人。素敵でしょう。

 「心に生まれる違和感」・・・大切に生きていきたいと思います。



# by hironori-amano | 2024-12-08 09:56 | MCA
2024年 08月 28日

『べき論』からの解放

 先日、ある友人と食事をしました。彼とはサラリーマン時代からの知り合いです。話をしていると何故か彼の抱えている問題へ突入してしまい、私がアドバイスをしたら「鬼」とか「地獄に落ちろ」と言われてしまったのです。


 ここで問題について言及することは、避けさせていただきますが、その話を聞いた時に、誰にも起こり得るけど、そこまでは普通やらないよなという内容でした。


 彼も、その話をしたのは私が初めてだったらしく、最初はキラキラした目で、それを語るのでした。しかし、次第に内容がエグくなり、分岐点を越えるか悩んでいたので、「行け、行くしかないでしょ」と焚き付けてると、段々彼の表情がこわばり「ふざけてるだろう」と怒り出したのでした。


 そのあとは、収拾が付かなくなり、結果、最初にあるような暴言を吐かれたのでした。


 最近気づいたのですが、この歳になると様々な縛りが身体中に巻き付いているなあと思います。その一部を断ち切って、『べき論』から解放される友人の姿は本当に素敵だと思います。ただ、私の表現方法が間違っていただけなのです。


 『べき論』を脱ぎ捨てた時に、一人の人間として素敵な人生が待っているのかも知れませんね。



# by hironori-amano | 2024-08-28 17:04 | MCA
2024年 06月 24日

心のアンカー


 人が頑張れる理由とは何なのでしょうか?

 先日、30年来の友人が集まり呑んだのですが、その一人の友人の話に引き込まれてしまいました。

「家族のため」

「従業員のため」

「自分のため」

・・・

 理由は色々だと思います。でも、その友人の思いもよらない理由にびっくりしのと同じくらい共感してしまいました。

 なかなか、ここで話せるような内容ではないのですが、ホント色々です。

 当然ですが、私たちは日に日に歳を取り、死へ向かって歩いています。どんな仕事、地位、収入であっても、そこは全く同じです。

 私の師匠が好んで使う言葉あります。それは、 「人生なんて結局、死ぬまでの暇つぶしなんだよ!」


 私は昔は、そんなの暴言だと思っていたのですが、今は妙にしっくりくるのです。

 社会的に、法律的に許される範囲内というのは当然ですが、そうであれば、もっとやりたいことをやっていくべきではないか。

 何のために頑張るかという心の「アンカー」は1つではないし、自分にとって腹落ちすることに「アンカー」を打ちこんでいけはいいのではないかと思います。



# by hironori-amano | 2024-06-24 13:37 | Other
2024年 06月 13日

こちらを選択した自分の本音とエネルギーの必要性

 最近、今の仕事をやってなかったら何をやっていたんだろうと考えることがあります。

 私の場合は、大学卒業後に故郷の帰り、家の商売を継いでいた可能性が一番高かったのではないかと。

 といっても、私が卒業する頃には、実家の商売は破綻を迎えていたのですが。

 ただ、例えば実家の商売が続いていれば本当に帰っていたのかと言われると・・・経済的にも、当時の人間関係的にも難しかったかもしれません。

 その意味では東京というかこちらに残るしか、実際には選択肢はなかったのでしょう。

 先日、小中学校時代の同窓会の案内が来ました。5年に1度の頻度で開催されているそうですが、私は1回も出席したことがありません。

 昔は経済的になかなか行けないなあという状況でしたし、最近はこれだけ違う場所、経済環境で生活をしてきて、あまりに話が合わないのではと勝手に思い込んでいたのでした。

 全くの手遅れですが、本当はもっと早くに行くべきだったのも知れません。

 これから先のことを考える時に、これまでをどう生きてきたかということを考えます。今の生活は世間から見れば、ほどほどやこんなもんかというレベルなのかも知れませんが、誰にも言ったことないし、相談したこともないですが、超個人的には「辛い」がずっと続いています。

 でもその一方で、「辛さ」の反対側に同じ量かそれ以上の「気」があるのでバランスが取れているような気がします。

 元気や勇気、やる気など「気」は色々ですが、ほんと人が生きていく上で大事なエネルギーではないでしょうか。



# by hironori-amano | 2024-06-13 16:44 | Other